母への子守唄
2010年08月12日

母と一緒に最後に買った朝顔の花。
この朝顔の色のような青空の下、母と最期のお別れをしました。
抗がん剤治療を一年間続けてきましたが、その副作用により
間質性肺炎にかかり、あっという間のお別れとなってしまいました。
もがき苦しみ、意識が遠のいて行く母の手を握り、
涙をポロポロこぼしながら子守唄を歌いました。
その唄は、幼い頃に母がいつも歌ってくれた
モーツアルトの子守唄。
昏睡状態になってからも、母は11日間生きてくれました。
その11日間は、生涯忘れる事のできない大切な時間を
母がプレゼントしてくれたのでしょう。
意識はなくとも、家族のみならず色んな方々が
まだ温かい手を握り、おでこや頬をくっつけ
身体をさすり、語りかけ。。。
ワタシは母の耳元で毎日毎日歌い続けました。
それがワタシにできるたった一つの親孝行だと信じて。
母の望みどおりのお葬式ではなかったかもしれませんが
最期はワタシの録音した歌声で送り出す事も出来ました。
お母ちゃん、ヘタクソな歌になってしもたけど許してな。。。
とても厳しく、とても優しい母でした。
ワタシは死ぬまで、母を超える事はできません。
今もこれからも永遠に。。。母は母なのです。
空から見守ってくれている母へ
これからも親孝行ができるように、しっかりと生きて行こう。
今までご心配をおかけしたり、沢山の真心を運んでくださった皆様に
心から感謝しております。
本当にありがとうございました。
Posted by naiai at
12:36
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