no na kau a kau 　

阪神大震災から今日で丸16年。。。

当時ワタシは、西宮で一人暮らしをしていました。
阪神高速が倒れたすぐそばの、ちいさなワンルームマンション。

幸い軽傷ですんだワタシですが、

目に、色をなくしたモノクロームな世界が。
鼻に、漏れたガスや、下水の臭いが。
耳に、人が泣き叫ぶ声、サイレンの鳴り響く音が。
心に、大きな恐怖と悲しみが。

全身の感覚にあの日の惨状がやきついています。



去年の6月、久しぶりにそのワンルームマンションを訪れました。

そのマンションの名前、poco a poco（ポコ ア ポコ）って
言うんですが、音楽用語にも使われるイタリア語で、
「少しずつ・・・」という意味なんです。

時が少しずつ少しずつ・・・
被災者の方々の体や心の傷痕を癒してくれることを
毎年祈りつつ、、、

今ある命に感謝。。。です。